2010/7/10 土曜日

七夕の願いごと♪

Filed under: 日記 — h.nakano @ 9:55:54

私の後輩にご夫婦共に矯正歯科医のK先生がいます。

そのお子さんの4歳半になるT君が、保育園の七夕飾りの願いごと短冊に「スペースができますように」と書いたそうです♪

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保育園の先生が、どういう意味でしょうかと、訊ねてきて、家族で大笑いになったと話していました。

T君、ご両親がいつも、この子の歯には、スペースができればいいね。と言うのを聞いていたらしいのです。

私たちは、子育てをしている方に「よくかみ、よく食べる子はあごがよく発育します。歯と歯のあいだがすくくらいあごが発達してくれば、次に生える永久歯はまっすぐきれいにならんで生えてくることが多いのですよ」と話しています。

乳歯列のスペースは永久歯の良い歯並びの一つのバロメーターなのです。

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T君の七夕の願いごとがきっかけになって、園児に「よくかむ」運動が広がることを願っています。

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2010/6/27 日曜日

モーニングとタキシード

Filed under: 日記 — h.nakano @ 9:32:27

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先日、菅新内閣が誕生しましたね。就任式の時に男性閣僚が着用していたのは「モーニング」・・、じゃぁ「タキシード」や「イブニング」との違いは何だろう、と妻に訊かれました。

調べてみますと、これらの礼装は「フロックコート」に端を発するそうで、メリーポピンズに出てくる紳士が着用しているあれですね。

「フロックコート」は元々、16世紀頃にヨーロッパ北部の農民が防寒用に着用していたものが、だんだん洗練されて18世紀には紳士の正装になったそうです。

この「フロックコート」の前の裾が乗馬の時にじゃまなので斜めに切り落とされて「モーニング」になった。「イブニング」は、この「モーニング」の前裾が膝のあたりからさらに縦に腰のあたりまで切り落とされて、いわゆる燕尾服になった。「タキシード」は、アメリカで「イブニング」の燕尾の部分もじゃまだということで切り落とされて、今のスーツのような形になったということらしいです。

ヨーロッパでは、今でも午前中から昼すぎにかけての第一の礼装は「モーニング」、夕方以降の第一の礼装は「イブニング」。それぞれには約束があって「モーニング」には、コールズボンという縞柄のズボンを合わせます。ネクタイは白黒縞かアスコットタイ。「イブニング」では、上着とズボンは同じ生地を使い、襟には必ずシルクを用いズボンの両脇の縫い目部分にもシルクの飾り(側章)を付けます。ネクタイは原則、白の蝶ネクタイ。「モーニング」でも「イブニング」でも、白あるいは黒のベストを着用します。

「タキシード」ではベストは着用せずにカマーバンドという腹巻みたいなものをお腹に巻きます。襟には必ずシルクを用い、ズボンにはシルクの側章もつきます。ネクタイは原則、黒の蝶ネクタイですが、かなりのバリエーションがあるそうです。

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 18世紀のフロックコート、ベスト、スラックスの組み合わせが、礼装や現代のスーツの原点なのですね。質問者の方、合点していただけましたか。

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2010/6/15 火曜日

御所湖畔から岩手山を望む

Filed under: 日記 — h.nakano @ 9:39:54

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陽が上がって春霞がはれてきた時間帯であろうか。
湖面の静けさと、対岸の緑、彼方に雪条を残し峻厳と聳える岩手山。
漕ぎ手が女性の漕艇の、のどかな感じも良い。
車で僅か20分ほどでこのような景観を目にすることができる私達は幸せである。と改めて思った。
写真をご提供いただいた横澤先生に感謝いたします。

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2010/5/25 火曜日

岩鷲山

Filed under: 日記 — h.nakano @ 11:42:08

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5月22日(土)と23日(日)の両日、盛岡市の「アイーナ」で第26回東北矯正歯科学会大会が行われました。 

(学会の様子は後日、久保先生が報告いたします) 

大会初日の朝は快晴で、岩手山がくっきり見えて、幸先の良い学会スタートとなりました。 

ところで、岩手山には「岩鷲山(がんじゅざん)」という別名があるのをご存じですか。いわれの起こりは、春に岩手山の山頂部の右側、雪の融けた形が鷲の形をしていることからこの名前が付いたそうです。 

この雪形の出現は、豊かな実りを約束する農家の春耕を促す自然界からのメッセージとして古来より尊重されてきたそうです。 

岩鷲の出現に合わせたように開催された第26回東北矯正歯科学会大会、参加されたドクターやスタッフの方たちに多くの実りをもたらすことを願っております。 

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2010/5/21 金曜日

第26回東北矯正歯科学会大会

Filed under: 日記 — h.nakano @ 11:00:39

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 5月22日(土)と23日(日)の両日、盛岡市の「アイーナ」で第26回東北矯正歯科学会大会が行われます。
この学会の基調テーマは「筋の機能を生かした矯正治療」。
 大会1日目の教育講演1は、昨年全国規模で「機能的顎矯正治療を考える会」を立ち上げられ、機能矯正の分野に造詣が深い、奥羽大学の氷室利彦教授に『予防・抑制的矯正歯科治療を前進させる機能的顎矯正療法の全体論的検討』と題してご講演をいただきます。歴史、基礎、最新の知見や治療法そして考え方まで幅広くお話しいただけるものと期待しております。
 大会2日目の特別講演1は、歯科衛生士であり「若返り!モデルスマイル塾」「MFT入門」「摂食機能療法マニュアル」を上梓されている、石野由美子先生に『表情筋訓練を取り入れたMFT — モデルスマイルエクササイズ —』のご講演をいただきます。モデルスマイルの興味あるお話しを交えながら、楽しくMFTのエッセンスをご伝授下さるものと思います。
 特別講演2は、「満1歳で離乳が終わる“らくらく”育児」を上梓された、金俊熙先生に『乳幼児期の食生活が及ぼす咀嚼機能の発達障害とそのキャッチアップ法』のご講演をいただきます。金先生は、不正咬合は咀嚼器官の運動発達障害の一つの症状と考え、乳幼児の哺乳、離乳期から積極的な指導を行い効果を上げておられます。これまた興味あるお話しをいただけるものと思います。
 ランチョンセミナーでは、最近矯正臨床に定着してきた、セルフライゲーティング・ブラケットを用いた矯正治療に関して、各治療段階での特長や留意点などについて渡辺八十夫先生にお話しいただきます。
 教育講演2は、「Muscle Wins!の矯正歯科臨床−呼吸および舌・咀嚼筋の機能を生かした治療−」を上梓され、英語版、韓国語版、中国語版も相次いで出版された、近藤悦子先生に『舌、口腔周囲筋、咀嚼筋および頚部筋活動の正常化と鼻呼吸の確立がKey Factors』と題してご講演をいただきます。近藤先生は、2006年に米国で開催されたMoyers Symposiumで120例の長期経過症例を発表され、後戻りの少なさ、安定度の高さから“近藤マジック”と称された先生でもあります。今回は特にお願いして、チューインガムを利用した舌のトレーニング実習も行っていただくことになっております。
他にも、学術展示13題、症例展示7題、症例報告2題、認定医更新用症例報告1題の演題も頂戴いたしました。賑やかな展示発表になるものと思われます。
残念ながらこの学会は、歯科関係者のみが対象ですが、折に触れて講演の内容や研究の成果をこのブログで報告したいと思います。

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