2010/5/10 月曜日

ある蘭の香り

Filed under: 日記 — h.nakano @ 9:51:17

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5月の連休中に、二戸市で「洋蘭フェスタ 2010」がありました。
会場のカシオペアメッサは、艶やかな色や形のランの花で溢れ、空気が薫っていました。
ランの花は種類が多く、原種で2万5千種、交配種を入れると10万種もあるそうです。
香りにも特徴があるものが多いといいます。
今回の展示品の中では、ある清楚な白いランの香りに惹かれました。
言葉で表現するのは難しいのですが、熟れた桃やバニラの香りに少しシナモンを混ぜたようなとでも言うのでしょうか、引き寄せられるような芳香を放っていました。
ランの種類は『リカステ』。グアテマラの国花で、名前の由来はトロイの王の美しい姫Lycasteにちなむそうです。
「ラン熱中症」という言葉もあるそうですが、この花一つみてもその理由がわかる気がしました。

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2010/4/26 月曜日

スタッフ紹介

Filed under: 日記 — h.nakano @ 9:29:35

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当院に新人の技工士さんが入りましたので、院長から一年振りにスタッフの紹介させていただきます。

 

佐藤麻衣子さん(私の右、ピンクの着衣):勤務10年目のベテランの衛生士さん。オールラウンドプレーヤーで、全てに精通した名マネージャーです。現在、子育て奮闘中。

 

久保先生(私の左、ブルーの着衣):私の大学の後輩歯科医師です。当院に勤務して9年目、明るくてまじめで、頼りがいのある先生です。

 

中野さん(久保先生の左):パートで働いてくれている技工士さん。実は患者さんのお母様。医院を明るくする、はりきりお母さんです。

 

外久保さん(前列左):勤務6年目の衛生士さん。当院の頼れるお姉さん役。何でも仕事をテキパキこなします。

 

佐藤桃子さん(外久保さんの右):勤務2年目の衛生士さん。仕事にもすっかり慣れて、プロの仲間入り。既に当院には欠かせぬ存在です。もうすぐ自身の矯正治療を開始する予定です。

 

立花さん(桃子さんの右):新人の技工士さん。まじめで、仕事の質は高く、将来が楽しみです。彼女も、もうすぐ自身の矯正治療を開始する予定です。

 

竹花さん(前列右):勤務6年目の受付係。誠実で礼儀正しく、いつも笑顔で迎えてくれます。

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2010/4/14 水曜日

ライナスの毛布

Filed under: 日記 — h.nakano @ 9:36:04

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今年のお正月、甥っ子のりょう君に会った。タオルケットが好きらしく、朝起きてからもなかなか手放さない。床をズリズリ引きずって歩くのだがこれがまたかわいいのである。

子供が人形や玩具を離さずに持ち続けることで安心感を得ることを心理学用語で「安心毛布:Security blanket」というらしいが、“チャーリーブラウン”に登場するライナスがいつも肌身離さず毛布を持っていることから「ライナスの毛布」と呼ばれることもあるらしい。

私の場合は何だったのか、ロボットのおもちゃ(鉄人28号?)だったような気もするが・・思い出せない(^_^;)

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2010/4/3 土曜日

子どものむし歯予防は1歳7か月からの1年間が重要!

Filed under: 日記 — h.nakano @ 11:45:47

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 むし歯の原因となる細菌(特にミュータンス菌)は、生まれたばかりの赤ちゃんには存在しません。それらの多くは、主に母親などの家族から食べ物の噛み与えなどで感染することがさまざまな研究から分っています。特に奥歯のはえだす19か月(1歳7か月)頃から31か月(2歳7か月)頃までは「感染の窓」が開く時期と呼ばれ、この時期に感染することが最も多いといわれています(Caufieldら:1993年)。それ以降になると口の中の細菌のバランスが決まってくるので感染の可能性は低くなってきますが、この時期に感染するとむし歯菌は優勢になり、生涯むし歯菌とおつきあいすることになります。

 また、この時期に母親に対してプラークコントロールや衛生指導などを徹底した結果、その子どもへのむし歯菌の感染は半減し、それ以降も少ないまま保たれたという報告もあります。このほかにも妊婦対象の母親教室において噛み与えをさせない指導を徹底させた結果、2歳半までにむし歯を全く作らなかったという報告もあり、この時期の家族のむし歯菌のリスクを把握し、対策を立てることが非常に重要であることが分かります。

 一見大変なようですが、逆の見方をすれば、この時期さえ注意しておけばむし歯菌に感染しにくいわけですから、かわいい赤ちゃんをむし歯にしないためにも、この1年は気合いを入れてケアしたいものです。

『赤ちゃんにむし歯菌を感染させないための7か条』

◎ 家族のむし歯菌のリスクを把握し、家族全員で口腔衛生を心がける。

◎ 噛み与えや箸などの共用など、家族の唾液が触れたものを赤ちゃんが口にするようなことは避ける。

◎ 歯の生えはじめからのブラッシング習慣(またはガーゼなどによるふき取り)。

◎ できればこのころまでに断乳をし、哺乳びんの使用も避ける。

◎ できるだけ砂糖を多く含む飲み物や食べ物の摂取を控え、規則的な時間におやつを与える。

◎ フッ素入り歯みがき剤やジェルなどを使用する。

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2010/3/23 火曜日

コンプライアンスからアドヒアランスへ

Filed under: 日記 — h.nakano @ 9:34:46

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 当院では、院長の岩手医科大学在職中からの繋がりで、呼吸器内科や耳鼻科からの依頼により睡眠時無呼吸症候群の方の症状改善のためのマウスピースも作製しています。 

このマウスピース、使用して実際に呼吸機能が改善しているかどうか医科サイドでの検証が必要で、依頼先の医院あるいは機関から随時報告がありますが、最近の報告書には、以前使用されていたコンプライアンスという用語に代わり、アドヒアランスという用語が用いられるようになってきています。 

 文中では、装置の使用や服薬に対して、アドヒアランスが良いとか悪いとかというふうに用いられます。 

 なぜ用語が変わってきたのか理由を調べてみますと、コンプライアンスという言葉は、英語を母国語とする人たちから「服従」や「強要」というニュアンスが含まれており、医療用語としてふさわしくないという意見が聞かれるようになったからだそうです。 

このためコンプライアンスに代わる新しい用語としてアドヒアランス、すなわち「計画・決意・規則」を固守することを含意する用語が使われるようになってきました。2001年にはWHO(世界保健機関)にて専門者会議が開催され、「今後はコンプライアンス(compliance)でなく、アドヒアランス(adherence)の理念を推進する」との決議もなされました。 

 アドヒアランスという用語は、患者さんに使用理由を十分に説明し、了解を得て患者さん自らの意思で積極的に治療・服薬に参加することが重要であるとの考えから用いられてきたものであり、すでに欧米ではコンプライアンスに代わる用語として定着しているそうです・・・当院のK先生は既にこの考えを忠実に実行していますね(^_^)。 

 先日参加した学会で、ドイツ系の先生が「Non-Compliance Gerate(= appliance)」=ノンコンプライアンス・アプライアンス(=装置)は効率よく矯正治療が進められるという主旨の発表をしておりました。日本でもそうですが、欧米でも歯科矯正学分野ではまだコンプライアンスという用語が使われているようです。 

 矯正治療で言う、ノン・コンプライアンス装置とは、矯正用のゴムとかヘッドギヤーなどの、患者さんがドクターの指示に従って使用しなければ治療が進まない装置に代わり、歯などに固定されていて自らはずすことができず、不服従、非協力でも効果を発揮する装置の総称です。 

この装置、WHOで決議されたことでもありますし、そろそろ「Non-adherence appliance」と言い代えるべきなのかも知れませんね。 

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