2010/1/19 火曜日

日本歯科新聞フォトコンテスト最優秀賞作品「朝光」

Filed under: 日記 — h.nakano @ 9:35:30

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過日(2009年6月29日)当院のブログに徳仙丈山の「山ツツジ」の写真を提供下さった横澤昭平先生が、2010年の日本歯科新聞のフォトコンテスト最優秀賞を受賞されました。新春早々、素晴らしいニュースにて、心からお祝い申し上げます。

受賞したお写真のブログへの掲載をお願いしました所、快くお認め下さり、お写真の添付のみならず撮影の状況やいきさつまで教えて下さいました。

受賞作品を多くの方に見ていただき喜びを分かち合いたく、審査員長の評とともに掲載させていただきました。

【審査員長の評】昨年優秀賞を受賞した人だが、相変わらず群を抜いてうまい。奥行きの使い方が非常に上手。私は鳥を専門に撮っているので分かるが、日の出とともに一斉に飛び立つガンを撮るためには夜中のうちにいい場所に構えるなどの努力がいる。ガンを写すならばこれ以上はないというくらいうまい。赤色も去年より深く、文句の付けどころがない。

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写真の撮影日は、平成6年11月17日(木)。

前日から快晴でしたが、夜のNHKの天気予報を見て、翌日が休みでもあったので伊豆沼に行く事を決めました(2年程前から5〜6回通っていました)。

当日、午前2時過ぎに起床、盛岡インターから高速に乗り、若柳金成インターで降りて、現地には5時10分到着。この日は満月で、日の出予想時刻が6時01分。平日のためにカメラマンが比較的少なく(多い時は80人くらいスタンバイしている)場所取りにさほど苦労しませんでした。

気温はマイナス4.8度、カメラ3台をスタンバイ。6時26分頃、日の出が始まりました。

想像していたとおりの状景に、鳥肌が立ちました。

何回かこの場に立ちましたが、良いチャンスに恵まれるのは本当に希です。人が多かったり曇ったり、ことさらマガンの群れが日の出前に一斉に「ねぐら発ち」をしてしまうからで、日の出とタイミングが合わないからです。

ものの8分位のドラマを、無我夢中でフレムングしピント合わせをして撮らえたものです。

300ミリの望遠レンズだけでは写真のような大きい太陽が撮れませんので、×2倍のアダプターを付けて太陽を大きく撮り、その光の中にガンを入れて撮るテクニック、これはオオタカ、オジロワシなど鳥類を主に撮り、伊豆沼のこの場所にも案内してくれた友達の写真で知っていましたが、自ら行うのは初めてでした。普段、風景撮影が主体で超望遠レンズもなく、鳥類を専門に撮っているわけでもないので、今回の様な映像を撮れたのは、意識しても難しいことで、単に偶然に撮れたものかも知れません。

約30コマ位撮りましたが、ご希望であればいつかお見せします。

当時、この写真を写真仲間に見せたら、その人の場合は8年位通ってやっと同じ様な写真が撮れたそうで、本当にラッキーだと言われました。

なるほど,それ以後こういう状景にはなりませんし、ガンもこの写真のように伊豆沼の中程に集合しなくなり、分散したりしていて、この光景を超すような写真を二度と撮ることは出来ませんでした。それでもその後、運よく素晴らしい別の光景に二度程出会い、身を震わせましたが、次第に期待する光景に触れることが少なくなり、遂には約4年間にわたる伊豆沼通いと決別いたしました(横澤歯科医院(盛岡市):横澤昭平先生)。

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単に偶然に・・と写真歴50年の先生は謙遜して言っておられますが、この写真には一朝一夕では到達出来ない、感性も技術も忍耐もラッキーも全てを備えた者だけが撮影できる深みと和みと凄みが凝縮されていると思いました。敬意を表します。おめでとうございました(H.N.)

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2010/1/9 土曜日

マンチカン♪

Filed under: 日記 — h.nakano @ 9:32:42

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先輩のK先生宅でネコを飼うらしい。 

種類は「マンチカン」。何ですかそれは?と聞き返した。 

最近人気のアメリカで生まれの突然変異による新しい種類のネコで、脚が短くネコのダックスフントとも呼ばれている。あまり大きくならず、陽気で活発、好奇心が強く甘えん坊、飼い主を信頼し、とても従順・・。最近人気の種類らしい。 

「飼い主に従順なネコ?」ですって! 

イヌ好き派の方は、ネコは「わがままで、なつかない・・」だからイヌが好き。を主な理由にしている・・。どうやら「マンチカン」は性格まで突然変異したイヌ的性格のネコらしい。 

ネットで「マンチカン」の写真と動画を観た。確かに、やんちゃで愛くるしい・・しかも飼い主に従順。そうか、成る程!合点した。これなら家族にしたいのも無理はない。このラブリーな子猫ちゃん、碩学なK先生は名前を何てつけるのかな (^_^)。 

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2009/12/23 水曜日

忘年会と送別会

Filed under: 日記 — h.nakano @ 9:18:29

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 12月16日、当院の忘年会と、今月末で退職する技工士のMさんの送別会が行われました。Mさんは東北大学歯学部付属歯科技工士学校を卒業後すぐに当院に勤務し、4年間本当によく働いて下さいました。

 彼女をひと言で言い表すのは難しいのですが、集中力がありしかも持続力がある。仕事に対して矜持がある。仕事の質が素晴らしく高い。若くして既にプロフェッションとは何かを知っている。本当に安心して仕事を任せられる方でした。

 Mさんは小さい頃から英語を自由に話せるようになりたい、そして英語圏で暮らすことが夢だったようです。ワーキングホリデーという制度を利用して来年1月から海外に留学、語学学校へ通い、その後留学先で技工士として働くとのことです。貴女の資質なら何処に行っても大丈夫。どこの国の人でも出来る人には敬意を払いますから。

 夢が叶うということは何と素晴らしいことでしょう。

 若い時の経験はかけがいのないものです。それが小さい頃からの夢ならばなおさらです。

 お別れは寂しいけれど、皆で応援しますよ。

 時々スカイプでお会いしましょう。

 元気で行ってらっしゃい。

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2009/12/9 水曜日

外科処置を併用した急速矯正法

Filed under: 矯正歯科 — h.nakano @ 9:43:19

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過日、最新の歯周治療、インプラント、矯正治療「永続性を考えた歯周治療」というテーマで、県内外の4人の講師による講演会が盛岡市内のホテルで行われました。

60名ほどの参加者があり、当院からは私と久保先生が参加しました。

矯正関連では、大阪の浦野智氏による「PAOO(ピー・エー・オー・オー)[外科処置を併用した急速矯正処置]の考え方と臨床応用」という講演があり、アメリカのDr.Wilcko が開発した、歯の周りの骨(皮質骨)にドリルで小さな穴を沢山開けて歯の動きを早めるとともに、その周囲に骨の粉を振りかけて骨の量を増すという方法が紹介されました(ウイルコ法)。特に歯の動きが遅い成人の患者さんに恩恵があり、矯正装置が入っている期間を半年から1年間ほどに短縮できるとのことです。

当院でも県外への就職の関係でどうしても一年半で矯正治療を終えなければいけない大学生の患者さんがおり、皮質骨の一部に予めカットを入れてから(コルチコトミー法)矯正治療を行っております。その効果は絶大で、前歯が全く咬み合っておらず、しかも前歯のデコボコがとても強い方でしたが、一年間でほとんどの症状が改善し、ご本人もお母様も大変満足しておられます。

 どちらの方法も簡単な外科処置を伴いますが、不快症状も少なく、これからの成人矯正の治療期間短縮のための有力な方法の一つになるものと思われます。 

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2009/12/2 水曜日

乳歯のすきっ歯は正常な発育のしるし♪

Filed under: 矯正歯科 — h.nakano @ 9:21:31

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 三歳で生えそろった乳歯は、五、六歳ころから永久歯に生えかわっていきます。この時期、乳歯がすきまなくきれいに並んでいるのは考えものです。むしろ、歯と歯のすき間があいている「すきっ歯」のほうが健康に成長しているしるしなのです。

 乳歯が生えそろうと、子どもは自分の歯でなんでもかみ砕き、食べられるようになります。またこのころになると動きも活発になり、少しもじっとしていません。生活は活動的になり、食欲も旺盛になってきます。あごの骨も急速に発育し、大きくなっていきます。そこで乳歯のあいだが少しずつすいてきて、すきっ歯になっていくのです。

 ところが軟らかいものばかり食べがちな子どもは、大事なこの時期にあごの骨が発育しません。そこですき間なく並び、一見大人のような、きれいな歯並びになってしまうのです。なかには乳歯の段階から、歯がすいているどころか、重なってデコボコに生えている子どもがいるほどです。

 さて、歯と歯のあいだがすくくらいあごが発達してくれば、次に生える永久歯はまっすぐきれいにならんで生えてきます。ところが乳歯のころから歯並びがきれいですき間なく並んでいると、一本一本が大きくて、数も多い永久歯が並びきるスペースが足りなくなってきます。そこで、永久歯の歯並びが悪くなってしまうのです。

 乳歯のすき間のないきれいな歯並びやデコボコは、実は永久歯のデコボコな歯並びの予備軍なのです。

 よくかみ、よく食べる子はあごがよく発育します。あごだけでなく、脳も活発に働き、体も健康に育ちます。おかあさん、子どもにはなるべく歯ごたえのあるものを食べさせ、あごを丈夫にしてあげてください。 

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