2009/10/2 金曜日

 田んぼアート♪

Filed under: 日記 — h.nakano @ 9:24:23

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シルバーウイーク中に弘前市から車で20分ほどの所にある田舎館村に行ってきました。昔のお城を模した村役場の4階の展望台に上ると、穂色の異なる種類の稲を植え分けて描いた、写真のような「田んぼアート」が眼前に広がります。一辺が100メートル以上はあるでしょうか、その大きさと完成度の高さと迫力に圧倒されてしまいました。
今年で17回目のこの催し、回を重ねる毎に出来栄えが向上しているようです。今年のテーマは、左側が騎馬武者姿の直江兼続(しっかり愛の文字のカブトをかぶっていました)。右側が馬上のナポレオン(ダヴィッドのアルプス越えの絵)。役場スタッフの方の話では、コンピューターを使って役場の展望台から見た時に、絵が丁度歪なく見えるように座標を計算して、そのデーターを基に田んぼに巨大なモザイク画を描き、田植えの時にそれぞれのブロックに決められた穂色の稲の植え付けるのだそうです。今年用いた稲の種類は、つがるロマン(緑)、紫稲(褐色)、黄稲(黄色)、葉色の白い育成系の稲(白)、祝い茜(赤)の5種類とのこと。8月あたりが、つがるロマンの緑が際だって見応えがあると教わりました。一見の価値有り。見応えがあります。来年も行こうかなと思っています (^_^)。

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2009/9/19 土曜日

アジア矯正インプラント学会

Filed under: 矯正歯科 — h.nakano @ 9:41:32

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  9月10、11日の2日間、仙台市で開催された、第8回アジア矯正インプラント学会に参加してきました。参加者は100名ほどの小さな会でしたが、アジアを中心に7か国から25題の発表がありました。歯科矯正治療の中でも先進的なこの分野、実はアジア発の研究と治療方法が世界をリードしているのです。

 歯科のインプラント(人工歯根)のことはご存じだと思いますが、矯正治療に用いられるものの多くはとても小さくて、耳のピアスのピンほどのサイズです。6年ほど前になりますが、私も患者さんの気持ちになってみようと思い当院のK先生に矯正用のインプラントを埋めてもらったことがあります。15分ほどの処置でしたが痛みは全くなくて2週間くらいはゴロゴロした感じ(埋めた所に生米の粒が張り付いている感じで頬の粘膜が触れて気になる)がありました。その内にすっかり慣れてしまい存在すら忘れるほど。これなら大丈夫と思い患者さんに使用しております。

 インプラントを併用した矯正治療は、従来法だけで治療するより治療期間が短くなる、ヘッドギアーを使用しなくても良い、歯を抜いて治療する割合が減る、口元や、歯の傾きや、歯ぐきの出具合などを、より理想的な状態に治療できることです。このようにこの方法には利点が多いのですが、困ったことが一つあります。特に小さいピン型のインプラントを用いた場合5人に一人くらい自然に抜けてしまうことがあることです。抜ける原因とその対策について仙台の学会でも色々な面から検討した報告がなされました。現在の所、全ての方で成功というのは難しそうですが、患者さんに大きな恩恵を与える治療法だけに今後の研究成果が期待されます。

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2009/9/9 水曜日

この夏の一冊♪

Filed under: 日記 — h.nakano @ 9:19:18

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読売新聞の書評「読み始めた途端、これは傑作である、と確信する小説がある。・・」に惹かれて、「弩」(下川博著)を読んでみた。 

横浜の金沢文庫等の資料を駆使した,史実をもとにした小説・・十四世紀のお百姓は実は侍を雇えるくらいに豊かでたくましく自立していたのである。主人公は、吾輔という百姓。後添えの小萩との馴れ初めと恋心、娘の澄との心理描写も面白い。この小説の鍵は、柿、塩、風呂、そして弩(ど)という武器だ。この内容、映画化したら、より活きるのではないかと思った。戦闘シーンは特にそう。地形を使った戦略、時間との闘い、人の心の動揺は映像をイメージできないと臨場感を感じられない。著者はNHKの脚本家。どうりで、ムービー化を意識しているな。ストーリーよくキャラもよく、物語のバランスも素晴らしい。読み始めたら止められず、お盆の休み中に2日で読破した。お薦めの一冊です。 

 

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2009/8/31 月曜日

指しゃぶりやおしゃぶりしていませんか

Filed under: 矯正歯科 — h.nakano @ 9:17:14

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 子どものなかには、お気に入りのぬいぐるみがないと眠れなかったり、いつまでも決まった毛布の端切れを握っていなければ気がすまない子がいます。それが、その子の精神安定剤になっているのでしょう。指しゃぶりも、そういう癖のひとつです。指しゃぶりは、子どもにとっては一種の精神安定行為で、いちがいに悪いと決めつけることはできません。しかしいつまでも指しゃぶりをしているようだと、歯並びにも大きな影響が出てきます。

 指しゃぶりで多いのは、親指の腹を上あごに押しつけて吸う癖です。下あごの骨は手足の骨と同じように、硬いしっかりとした骨でできています。ところが上あごは、比較的軟らかい骨でできています。そして上あごは、下あごに引っ張られる形で成長します。そういう軟らかい骨でできている上あごに、指を押しつけて強く吸うわけですから、上あごはだんだん変形してきます。本来はU字型に発達するはずなのに、指に引っ張られてV字型にとんがったり、上の前歯が前に出てくることがあります。そして下あごは後ろに押しつけられます。そこで出っ歯や開咬の原因になるのです。

 それではいつ頃までにこの癖をやめさせたらいいのでしょうか。

 最近アメリカで指しゃぶりやおしゃぶりとあごの形の関係ついて大がかりで長期的な調査が行われました。その結果は、二歳以降も指しゃぶりやおしゃぶりを続けていた子どもに大きな影響が見られたというものでした。特におしゃぶりの継続的使用は指しゃぶりよりもあごの形やかみ合わせにさらに大きな影響があったというものでした。これまでのアメリカの歯科医師会の見解では、四、五歳までの指しゃぶりやおしゃぶりはかみ合わせやあごの形に影響しないというものでしたから、この調査結果は学会にも衝撃を与えました。

 日本でも若いおかあさん方が精神安定や鼻呼吸を促すためにお子さんにカラフルでファッショナブルなおしゃぶりをさせているのを見かけることが多くなりました。これもいちがいに悪いとはいえませんが、かみ合わせやあごの形に悪い影響を与えないためには、指しゃぶりとともに二歳までには卒業させたいものです。

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2009/8/21 金曜日

新顔野菜コールラビ

Filed under: 日記 — h.nakano @ 9:32:47

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 神子田の朝市で初めて見る何とも不思議な野菜に出会いました。

カブのような形、大きさは公式野球のボールくらい、球体の真ん中から葉っぱ数本がヒョイと出ていて、羽子板の羽のようです。地中海沿岸が原産で、名前は『コールラビ』。ドイツ語の「Kohl(キャベツ)」「Rabi(カブ)」に由来するそうです。さらに、緑のものは「グランドデューク」、紫のものは「パープルバード」という素敵な名前が付いていました。どちらもひと玉80円。朝市のおばさんがサラダにすると美味しいよと教えてくれました。千切りにして塩でもんでミョウガと大葉も少し添えて、早速その日の食卓に。だいこんサラダのような食感、でももう少し歯触りが良くて香りがあります。2度もおかわりをしてしましました。我が家のサラダの定番になりそうです。

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