帆立貝印のワイン♪
先日S先輩から「サン・ジャック」というボルドーのワインを頂戴した。
このワイン、蔵元のある場所が、スペインの巡礼地サンティアゴ(聖ヤコブ(フランス語でサン・ジャック)の遺骸が葬られている)へのフランス側の巡礼路に当たることからこの名前が付けられたという。
フランス語で帆立貝はコキーユ(=貝)・サンジャックというが、ワインのラベルのマークはおそらくデフォルメされた帆立貝と思われる。
過日、岩手医大歯科矯正学講座同門会30周年記念会で畠山重篤(しげあつ)氏(カキ養殖業者、牡蠣の森を慕う会代表)が講演された。巡礼地サンティアゴの海岸も三陸の海岸も同じリアス式海岸。沢山の深い切れ込みは川の浸食によるもの。川を通じて森の栄養分が大量に海に流れ込むからサンティアゴの海も三陸の海も豊か。だからカキもホタテも沢山採れる。巡礼者が通る道には帆立貝のプレートが埋まっていたり、巡礼者のリュックに帆立貝の紋章が付いているのは、サンティアゴがリアス式海岸でホタテが沢山採れるから・・という話のくだりを思い出した。
帆立貝印のこのワイン、三陸リアスのコキーユ料理を肴に、畠山氏の蘊蓄を伺いながらご一緒に飲んでみたいものである。
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