なかの矯正歯科日記

先日院長のブログで紹介した東北矯正歯科学会大会についてお話しいたします。

　東北矯正歯科学会は東北６県の開業医の先生方と東北の歯学部のある大学で順番に担当して行われます。今年は東北矯正歯科学会が２５年目に当たり岩手県が担当で院長が大会長をつとめました。

　今回の東北矯正歯科学会大会の準備は数年前から始まっていました。診療中に院長の打ち合わせの電話を耳にしたことがありました。その時はずいぶんと先の話をしていると思っていました。しかし、例年にない盛況であったと思います。時間をかけて準備されてきた先生方の努力の賜物と思いました。先生方ご苦労様でした。

　私はスタッフのみんなと盛岡市内の開業医のスタッフさんと一緒に当日お手伝いさせていただきました。いつもの仕事と異なり何をしたらよいのか戸惑うこともありましたがみんなで協力して特に問題なく務められてほっとしています。

　学会２日目に４人の先生方の講演がありました。しかし学会運営側だったため、聞くことが出来たのは院長共々尊敬している近藤悦子先生の講演でした。近藤先生は先生の講演を聴講したいと福岡や静岡など遠方の先生方もいらっしゃるくらい矯正歯科界で有名な先生です。先生を講師控え室へご案内し講演のためのスライドの試写することが私の任務でした。先生をお迎えするにあたり若輩者の私はとても緊張していました。しかし、先生はとても気さくな方で色々話しかけて頂き緊張も和らぎました。 講演時のスライドの試写中に説明をして頂きました。食い入るように見入ってしまいました。発表に使われるスライドは全て先生ご自身が作られていると聞き、先生のパワーに圧倒されました。

とてもエネルギッシュな近藤先生（中央）

　近藤先生は矯正治療後の咬合の維持には舌の位置や口腔周囲筋のバランスが重要と考えていらっしゃいます。この考えに共感し治療中の私達は患者さんに先生のお話をしています。患者さんにご理解いただき治療後に咬合を維持していくのが目標です。