就寝中にむし歯菌が急増!
朝起きたとき、お口の中がべたべたしていると感じたことはありませんか? 私たちのお口の中の細菌の数は、唾液や食事などによって1日の間に大きく変動しています。唾液には抗菌作用やむし歯になりやすいお口の中の酸性状態を中和する作用などがあります。日中は、食事をしたりガムを噛んだりお話しをしたりするので唾液の分泌量が多く、細菌は増えてもすぐに減少してゆきます。
しかし、就寝中は唾液の分泌がほとんどありません。そのうえ、数時間その状態が続くので、朝起きた時のお口の中の細菌の数は一日中で最も多いのです。
だから、起床時の口臭が最も強いと言われるのもうなずけますね。
最近の調査(ライオンオーラルケア研究所調査:引用のグラフ)で、夕食後に歯みがきや洗口など歯の手入れを行わないと起床時には、むし歯の原因菌であるS.ミュータンス菌が10〜48倍、平均でも約 30倍にも急増することが分かっています。むし歯は夜作られるというのもあながち大げさではありません。
口臭予防のためだけではなく、むし歯を作らないためにも、寝る前の歯みがきや抗菌洗口剤や抗菌ジェルなどの使用が重要なのです。
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