アメリカ矯正歯科学会2011に参加して
今年のアメリカ矯正歯科学会大会(AAO)が5月13日から17日にわたってアメリカ中西部のシカゴで開催され、参加してまいりました。AAOは矯正歯科分野では世界で最も大きな規模の学会大会で、世界中から約1万人が参加します。今回の会場、マコーミック・プレイスは北米最大のコンベンションセンターで施設が東西南北に分かれており、それぞれが東京ビッグサイトほどの広さがあります。
世界中から約180題のバラエティーに富む興味深い発表がありました。
また、AAOでは毎年、歯科矯正の各分野で優れた研究成果や臨床成績をあげているドクターが招かれて講演しますが、日本からは、東京の安香譲治先生が「The Control of Canted Occlusal Plane Using TADs(TADを用いた傾斜した咬合平面のコントロール)」と題して、大阪の浦野智先生が「Accelerated Tooth Movement Facilitated with Periodontal Regeneration(歯の動きの加速(法)は歯周組織の再生を促進する)」と題して、また他にも名古屋の宮島邦彰先生、横浜の黒田敬之先生、仙台の菅原準二先生が講演され注目を浴びておりました。
商社ブースでは、これまでのものより格段に小さなペン型の半導体マイクロレーザーが発表されておりました。使い勝手の良さから臨床普及が期待されます。
この学会で得られた知見を、今後当院の臨床に活かしてゆきたいと思います。
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