唾液から“がん”が発見できる時代へ!
唾液から「虫歯のなりやすさ」や「歯周病の状態」などを調べて、虫歯予防や全身の健康の維持・増進に役立てる研究が進んでいます。
当院でも虫歯の病原菌である「ミュータンス菌」が唾液の中にどれだけいるのか、インフルエンザウイルスを検知するのと同じ免疫クロマト法を用いて迅速に調べて(15分)虫歯予防に活かしております。
最近では、唾液から“がん”を発見する研究も進められています。
神奈川歯科大学の槻木恵一教授(唾液腺健康医学)らのグループは、がんの腫瘍マーカー(血液検査)であるPSA検査を唾液でも行えると報告しました(2011/12/21)。また、慶応大では唾液から、すい臓がん、乳がん、口腔がんを見つけるための新しいマーカーの開発が進められているといいます。
唾液は「痛くない、簡単、誰でも採取できる」という特長があります。
今後の唾液研究には大いに期待がもてそうですね。
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