光と影のファンタジー 藤城清治の世界展
藤城清治影絵展に行ってきました。
藤城清治さんはかみそりの刃一枚で影絵を製作されています。作品に打ち込んでいるときには徹夜されたり、数年前には今回の作品の一つの秋田県男鹿市の赤神神社の999段の階段を登られたりととても現在87歳とは思えないパワーを感じます。以前、テレビで紹介された春の訪れを知らせてくれる水芭蕉の群生地、田沢湖から角館に向かう途中にある刺巻湿原の影絵を作られたと知り、是非見たいと思っていました。
場所は横手市秋田県立近代美術館です。秋田ふるさと村に隣接しています。盛岡から高速で約1時間半のところです。インターチェンジを出て直ぐの場所なので迷うことはありません。盛岡⇔横手間の高速代が往復で5500円です。私は被災地証明を利用させていただきました。
駐車場から少し坂道を歩きます。美術館の手前に広いお庭があります。最初に目に飛び込むのは朝顔のグリーンカーテン。そこにいくつかの動物のオブジェがあります。
観覧料は大人1200円、大学生以下無料とお手ごろ価格で嬉しい限りです。
当然のことながら美術館内の撮影はNG。所狭しと作品が展示されていました。一つ一つ説明を読みながら鑑賞すると一時間以上時間を要します。
藤城清治さんは影絵の劇に携わったことがあり、刺巻湿原の影絵は当然すばらしいのですが影絵を見せる演出のすばらしさに感動。影絵の前に水を張り、水面を揺らしそこに影絵が映ると何ともいえない趣を感じます。左右に鏡を施し作品をよりいっそう大きく見せてくれます。これは実際に見ないと理解いただけないと思います。
夏休みの時期を避け平日に行ったのですが大盛況なのも頷けます。
隣接する秋田ふるさと村ではB級グルメの横手焼そばを食べることが出来ます。すいか糖を使ったジェラートは濃厚で美味しいですよ。
命の洗濯ができ大満足な一日でした。来月25日まで開催されています。おすすめです。
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