「親知らず」は、なぜ抜くの
『研修医なな子』の作者、森本梢子さん(25歳くらい?)が、自身の下アゴの「親知らず」に悩まされた記事を書いておられましたので紹介します(4巻末)。それまで、歯医者とは無縁であった、森本さん。下アゴ奥の「親知らず」のせいで歯並びが乱れてきて、やむを得ず抜歯したという内容です。
矯正歯科医の視点からすれば、アゴが小さくなった現代っ子では、よほど歯が小さくない限り「親知らず」がすんなり生えて上下きちんと噛み合うことは稀なものです。むしろ、生えきらない「親知らず」を放置することにより、森本さんのように、歯並びが乱れてきたり、他にもいろいろな障害が引き起こされることが多いものです。
森本さんのようにならないためにも、「親知らず」の早めの抜歯をお勧めします。
また、最近では、歯胚摘出といって「親知らず」がまだ小さい10歳頃に取除いてしまう方法も普及してきています。
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