「むし歯予防は妊娠期から」その1
最近、妊娠期からむし歯予防をする重要性を説いた「マイナス1歳からはじめるむし歯予防 〜ママになる前からできること〜」(仲井雪絵著(岡山大学・小児歯科医)、オーラルケアー社刊)が出版され話題になっています。
仲井氏はむし歯は感染症であることを強調。生まれたばかりの赤ちゃんの口の中にむし歯菌はいないが、家族とスプーンやはしを共有することで菌が感染し、むし歯になることを説明。その上で「子どものむし歯を予防するには周りの大人、特に母親のむし歯菌を減らすことが大切」と指摘。定期的に歯科医院でクリーニングを行い、子どもに砂糖を与えることを控えることなどをアドバイスしています。
しかし、分かっていても、なかなか実践できないのが現実。むしろ発想を転換し、むし歯菌の質を善玉菌に変えることが重要で、キシリトールガムを摂取して、むし歯菌を善玉菌へ置き換えることが大切。
「子どものむし歯予防はマイナス1歳、つまり妊娠期から始める必要があります。歯科医院でむし歯の検査を受けた上で、定期的にキシリトールガムをかむのが効果的です」と述べておられます。(その2(9月22日のブログ)につづく)
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