講習会
今日、矯正用インプラントについて講習を受けてきました。矯正用インプラントによる治療が1997年に発表され今日に至るまで広く普及し、当院でも導入しています。矯正用インプラントは患者さんに装置の使用をお願いしなくても良くなったり、治療効率をあげてくれます。今回の講習会で矯正用インプラントがもっと治療に応用できることを学んできました。
インプラントと聞くと歯科インプラント(人工歯根)を想像し、以前、医療事故がマスコミで取り上げられ怖いと思っている方もいらっしゃると思います。しかし、矯正用インプラントは全く異なるものです。大きさは直径2ミリ以下、長さは8ミリ以下ととても小さく、植立する時の麻酔の量も少なく痛みがほとんどありません。骨にほんの数ミリ植立するだけなので必要がなくなれば簡単に外すことが出来ます。外したところは数日で回復します。植立後、緩んでしまうことはありますが、それ以外のトラブルはほとんどありません。可能な限り、矯正用インプラントを利用して行きたいと思います。しかし、矯正用インプラントが適応外の場合もあります。その場合は従来の治療法を用います。
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