リン先生の講演会
昨夜、岩手医科大学の歯学部でハーバード大学の歯内療法学のジャーシェン・リン先生の講演会がありました。後輩が世話役担当であったこともあり矯正歯科とは分野違いですが参加してみました。
歯科学生や大学の教員、開業歯科医師など120名ほどの参加がありました。
歯内療法とは、痛んだ歯の根を治療する方法のことで、時間がかかる割には治療成績が思わしくないことが知られています。
リン先生の講演テーマは「近代歯内療法学の新しい知見と成果 —— 一般臨床歯科医師が安定した治療成績を達成するための実践コース」
英語で講演されましたが、ハーバード大学で最優秀講師賞を受賞された程のレクチャー上手。実質2時間の講演でしたが全く長いとは感じませんでした。
ともすれば退屈になりがちなテーマ。講演の中に、盛岡とボストンの気候の類似性やご自身の生い立ちやご家族の話、そして動画や音楽も取り混ぜて、学生の質問にも笑顔を絶やさず丁寧に答える姿勢にも感心いたしました。
ハーバード大学の講師の質の高さ、層の厚さ、一流たるゆえんを実感した講演会でした。
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