春を告げるザゼン草♪
日本歯科新聞フォトコンテストの2010年最優秀賞を受賞された
Y先生から「ザゼン草」の写真を送っていただいた。
仏像の光背に似た形の花弁の重なりが僧侶が座禅を組む姿に似て
いることから、この名がついたという。また、花を達磨大師の
座禅する姿に見立てて、ダルマソウ(達磨草)とも呼ぶこともあるらしい。
雪深い湿地に早春一番に顔を出し開花する「ザゼン草」。
開花する際に自ら発熱して周囲の氷雪を溶かし、いち早く顔を出す。
この時期には少ない昆虫を集めて、受粉の可能性を高め、種の繁殖を
はかるためであるというが、発熱のメカニズムはいまだにわかって
いないらしい。
可憐で、パワフルで不思議に満ちている「ザゼン草」。
本当に仏が宿っている花なのかもしれない。
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